白い手紙  ~ 二つの心~




 扉が閉まった後、源田が口を開いた。




「.......なー夜光、前来たとき本棚に

ぬいぐるみなんか入ってたか?」




「さあ?なかったんじゃなかったですか?

娘さんのものでしょうし」




「そうか」




 あのぅ...。

 私だけ仲間はずれですか?




 窓際に置いてある本棚の一番上に

 ぬいぐるみがぎっしりと入れてある。

 二人の話はたぶんあのぬいぐるみの事

 だろう。





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