人貸し屋 外伝
序章

★レイside



台所から、イチゴ大福と薄皮饅頭

それと温かいお茶を用意して

広間へと向かう



ここは人貸し屋

どんな人でも貸せる場所



でも、今はそんな恐ろしい雰囲気は

全くなく・・・



ただ、1人の男を待っていた



「主様ー、まだ食べちゃダメ?」



白い服を着た、

中学生のような容姿の

昼 [ヒル]が、

私の着物の裾を引っ張る



「ダメですよ。

 ドクターが来るまで

 もう少しだけ待ってください」



この前の埋め合わせで

ドクターをこの屋敷へ招待した



「・・・・・・来た」



横に座ってた黒い服の青年

夜 [ヨル]がそう言って

立ち上がる
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