人貸し屋 外伝
★夜side



「・・・なに、してるんだ」



俺の目の前にいる

2人の大人



ドクターと、零



その手には・・・



「・・・なに、してるって聞いてる」



もう一度、零に問いただす

2人の手には、《昼の瓶》

その瓶はもう閉められていた



「・・・何の用です?」



白々しく、零は言う



もう、昼が昼じゃないのに

昼の記憶は、なくなって・・・

なのに、なんで冷静なんだ



「・・・意味がわからねえ」



「わからなくて結構です。

 では慧さん、これで失礼します」



冷たく俺に言った後、

ドクターにそれだけ言うと零は

何も言わずに外に出た



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