人貸し屋 外伝

★零 弐

★レイside



ドクターと別れて人けのない道を

1人で歩いていると・・・



前から、夜が歩いてきた



「・・・どうしたのですか?

 こんな所に1人で来て・・・」



そう言うと夜は不機嫌そうに

顔をしかめた



「・・・・・・・・・散歩」



「散歩、ですか・・・」



「・・・・・・・・・帰るぞ」



「そうですね、帰りましょうか」



夜の隣に並んで歩く

すると夜は歩くスピードを緩めた



教えてない

《人間がする気遣い》を

夜は自然にする



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