人貸し屋 外伝
「夜、どうしましょうか」
どこから借りてきたのか、
綺麗な本・・・小説を見ている夜に
そっと問いかける
「・・・リフォームしてもらえばいいだろ」
それが当たり前と言いたいように
夜は眉をひそめてそう言った
「ここは人貸し屋。
人間は来ることも容易ではない、
そして、この屋敷自体に
私が術をかけていますしね」
術や魔法に免疫があり
なおも修理が出来る人
・・・そんな人、いるはずがない