人貸し屋 外伝
人間の胸ぐらをつかんだ時・・・
俺の部屋に主が入ってきた
「・・・何をしているのですか、夜」
「コイツが俺の布団にもぐりこんで
来たから・・・」
「・・・・・・男に夜這い、ですか」
いや、それも違うだろ
主が興味深そうに人間を見る
「これが俗にいうBLという
摩訶不思議なものですか・・・」
「いや、違うから」
主に訂正を入れる
「え?2人は愛人関係じゃ・・・」
「それも違うっつーの!」
もう一度胸ぐらをつかみ直し
人間に言うと、小さく呻いた
「・・・夜が楽しそうに相手する人間、
面白い人材ですね。
一緒に朝食はどうですか?」