人貸し屋 外伝
「え?!マジで本気じゃね?」
男は小さく怯える
俺は軽く舌打ちをして部屋を出た
その後を人間が追ってくる
「待ってください!
俺もつれていってください」
「だから、断る!」
ニコニコしながら
俺の後をついてくる男
俺はそいつと一緒に
(一緒にとは言いたくないけど)
居間へと入った
「あら、2人ともおそろいで」
主がくすくすと笑って
俺たちを見る
その横には昨日のおじさんが
緊張したまま座っていた
「・・・すいません、ウチのもんが」