人貸し屋 外伝



「もっと早くに終わる方法は

 ないのでしょうか?

 そろそろ私も、仕事をしないと

 なりませんので・・・」



ここに他の者がいる限り

人間に見られることが出来ない



見られることが出来ないというよりも

人間に《屋敷の場所がばれる》



屋敷はもともと森の中にある

街に出る時には、誰も通らないような

場所に移動できるが・・・



その時の客には

屋敷がある場所を忘れてもらう



それが部外者がいると

出来なくなってしまう



と言うことで、

仕事が出来ない・・・



それでは困る



「他の方法も、あるには

 あるのですが・・・」



「じゃあ、それをしろよ」



横から夜が話に入ってくる
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