人貸し屋 外伝



「主は・・・そんなんじゃない

 二度とそんなこと言うなよ」



夜が睨みつけながらそう言う

修理屋さんは慌てて頭を下げた



そんな様子をじっと見ていた

朝陽さん



「・・・なにか?」



私は朝陽さんに問いかけた



「・・・俺は、人間の血を多く引いた

 だから、俺さえいれば修理は

 すぐに終わるけど」



「朝陽!何を言ってるんだ!」



朝陽さんの言葉に

修理屋さんは小さく声を荒げた



「・・・それが何か?」



穏やかに、朝陽さんに聞く



「早く終わらせたいなら、

 俺の命を使えばいい」



「・・・しませんよ。そんなこと」



その言葉にまたもや驚く修理屋さん
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