人貸し屋 外伝
「世の始まりは、朝から始まります。
なので私はゼロという名前とともに
《朝》という意味を持ちます」
「・・・・・・おー、」
わかっているのか、いないのか・・・
昼から聞いたにも関わらず、
お菓子を食べながら寝ている
「朝、そして夜・・・
とくれば、昼なので
昼の名まえは決まりました」
「えぇ!?
じゃあ、もしかしたら俺が
《夜》になってたかも!?」
昼が・・・《夜》に?
「ありえないな」
「ありえませんね」
夜の声と私の声が重なる
それにびっくりして夜を見る
「・・・夜は、夜だからその名前を
つけさせていただきました。
同じように、昼には昼と言う
特別な名前をつけました」