人貸し屋 外伝



「そうですね・・・

 これは普通の瓶ではありません。

 お代も、後で伺いますので

 このまま帰っていただいて結構です」



そう言って零は屋敷の奥へと

入っていった



「・・・こんな瓶、意味ない」



何も入ってない空の瓶なんて

あっても母さんは帰って来ない



私は瓶を片手に

その屋敷を後にした



まさか、本当に母さんに会えるとは

思っても見ずに・・・


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