人貸し屋 外伝



「・・・神楽の、母です」



「・・・あぁ、なるほど。

 そう言うことでしたか

 どういうわけでドクターのところへ

 訪れたかはわかりませんが

 いいでしょう。中へお入りください」



私は神楽の母と名乗る女の方と

ドクターを中へ通した



「ありがとうございますドクター

 わざわざ連れてきていただき・・・」



2人にお茶を出しながら言う



「俺の仕事場の近くを、

 1人でこんな夜中に走ってたからな

 何かあると思って話しかけると

 人貸し屋に行きたいって言ったから」



お茶を飲みながらだるそうに

ドクターが言う



「それでドクターと一緒でしたか

 やっと納得がいきました」



神楽さんの母に微笑みかけると

女は小さくうなだれてお辞儀をした



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