人貸し屋 外伝



「さようなら。

 ・・・もう一生、逢うことがないよう」



最後に見た零の悲しい表情の意味が

私にはよくわからなかった



私は

走って元来た道を戻った



そこにはまだ

明かりのついてない

私の帰るべき場所があった―。
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