若き店主と囚われの薔薇
湖にひとつ広がった水面のように
あなたはやさしい歌をうたうのでしょう
小鳥の豊かなさえずりとともに
あなたは賑やかな歌をうたうのでしょう
ときに風が強く吹いて
木々を強く揺らしたら
あなたはきっと受け止めるのでしょう
風の訴えも木々のかなしみも
どうかそのままのあなたでいて下さい
わたしの目に映るままのあなたでいて下さい
しあわせをうたいましょう
湖は青を反射し
さえずりの小鳥は空を飛び立つ
わたしはあなたのもとへ行きます
あなたに寄り添う森とともに
わたしはあなたのそばでうたいます
きっとそれがしあわせであるように