Shine and Moon...


『俺の手につかまって!!』

そう言って手を伸ばしていた。



私は言うとおりに
誠くんの手につかまった。
そして誠くんの指示通りに
登っていった。



頂上に着くとそこには心配そうな
誠くんの顔があって、



『大丈夫?ごめんな。
無理させて…』

と言って謝ってくれた。


私が自主的に登ったのに…。


「ううん!!ありがとう」

私は笑顔で答えた。
誠くんが心配しないように…。


すると、誠くんは
いつもの笑顔に戻り、
2人で時間内まで隠れた。







そして私たちだけ
時間内に鬼につかまらず、


皆に『どこに隠れてたの?』


って聞かれたけど、言わなかった。




誠くんも
言わなかったから…。




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