Shine and Moon...


その言葉に私は固まった。




会話を聞かなきゃよかったんだ
何も知らなかったほうが
よかったね…。




リョウちゃんが口を開いた。


『焦んなって。すぐ別れるし。』



どういうこと?




私はリョウちゃんの
言葉が理解できなかった。



『そう。』





『うん。あいつ単純やし、
 クラブって言ったら信じるからさ。』



本当にこの人は、リョウちゃん?


いつもの優しくて、
笑顔のかわいい
リョウちゃんじゃない。


私はこれが夢であることを
ひたすら祈った。


< 26 / 59 >

この作品をシェア

pagetop