Shine and Moon...

『あッ!!ゆぅーーいぃ!!』


すごく大きな声が聞こえて
私と誠くんはその声のする方を見た。



美優だった。



「あッ!!美優ぅー!!」



美優は足が速いので
私たちのところにすぐに到着した。



『唯大丈夫だったー??
 具合はもういぃ?』





「あ…。うん!!大丈夫!!」


私はピースを作って
美優に見せた。



『そっかぁ!!…あぁ!!美優、
 リョウちゃんに手紙渡すの
 忘れてたあ;ごめん〜!!!』


ドクッ…

私の心臓が跳ね上がった…。


誠くんの言葉で安心した今、
あまり聞きたくなかった名前…。。



「……あ。そっ…かぁ。
 もう渡さなくていいよ〜!!」


『…?そぅ?ごめんねぇ…。。』

美優は私の異変に気づいて
いたと思うけど、

あえて触れてこなかった。
多分私が話す時まで
待ってくれてるのかも。



美優、ありがとう。
もう少し落ち着いたら
ちゃんと全部話すから…。


もう少しだけ待ってね?





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