赤いカスミソウ
「初めまして、田所(タドコロ)永奈です!!慧ちゃんと知り合いなの?」
「え?あ…うん。中学が一緒だったんだ。」
「へぇ!すっごい偶然だねー!あ、後輩ってことは藤咲君、サッカー部なの?」
「うん。てか駿先輩。どうやって女子高の子と知り合ったんすか?」
「お前らと同じ。同中だったんだよ。」
「私が追っかけでした!!」
楽しそうな声。
でも3人の言葉は全く頭に入って来ない。
どうしよう。
どうしよう。
私の頭の中は混乱していた。
会いたかった。
ずっとずっと会いたかった。
(でも)
「慧ちゃん?」
(それは迷惑にしかならないよね)
「慧ちゃん!!」
「え?ぬあっ!!」
永奈に呼ばれてハッと我に返った。
そしていつのまにか永奈が横に移動して来ていたことに驚き声を上げた。
「っ!!」
私は慌てて口を右手で押さえた。
(やばっ…)
話を聞いていない上に変な声を上げてしまった。
(謝らなきゃ…!)
「え?あ…うん。中学が一緒だったんだ。」
「へぇ!すっごい偶然だねー!あ、後輩ってことは藤咲君、サッカー部なの?」
「うん。てか駿先輩。どうやって女子高の子と知り合ったんすか?」
「お前らと同じ。同中だったんだよ。」
「私が追っかけでした!!」
楽しそうな声。
でも3人の言葉は全く頭に入って来ない。
どうしよう。
どうしよう。
私の頭の中は混乱していた。
会いたかった。
ずっとずっと会いたかった。
(でも)
「慧ちゃん?」
(それは迷惑にしかならないよね)
「慧ちゃん!!」
「え?ぬあっ!!」
永奈に呼ばれてハッと我に返った。
そしていつのまにか永奈が横に移動して来ていたことに驚き声を上げた。
「っ!!」
私は慌てて口を右手で押さえた。
(やばっ…)
話を聞いていない上に変な声を上げてしまった。
(謝らなきゃ…!)