夢から覚めたら


夢のことを全部聞いた実祐は肩を震わせていた



…泣いているのではない

笑いを堪えているのだ



しばらくするとようやく笑いが止まったのか口を開いた


「それで、つい意識しちゃったと?」

「…まぁ。」


悔しいが間違いではない


またクククっと笑い始める実祐の左側肩を軽く叩き、座っていても若干身長差がある実祐を怒り気味に見上げる



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