夢から覚めたら


しかも何だか顔が近くなってきている


私は堪えられなくて顔の前に手を出して

「近いっ!」と言ってしまった



すると大貴は待ってましたとでもいうような感じでふっと笑い口を開いた



「そう、これ。変なんだよね。いっつもこのくらいの距離じゃ何にもリアクションしてくれなかったのに。今日はこの反応。
おかしいと思わないほうが変。」




「…っ。」


何も言えない
今しゃべったらなんか口走りそう




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