俺様ヤンキーに気に入られました。





キーンコーンカーンコーン―――…


チャイムが鳴った。

チュッ

と最後に音をたてて離れた彼の唇。



「続きはまた今度な。」

「……………。」

「あれ?まだ物足りなかった?」

「な……っ……!!!//////」


クスクスと笑いながら言う彼。

図星だなんて認めない。


嬉しくない。
物足りなくない。

………気持ち良く……ない………。


キスに慣れてるからだよ!!!

別に、あいつだからとかじゃない!!!


「プッ、顔真っ赤。」

「しょ、しょうがないでしょ!!??」

「はいはい(笑)」



ムキ――――ッ!!!!!

「っもういい!!!またねッ!!!!!」

何よ、あんなやつッ!!





*******************

『っもういい!!!またねッ!!!!!』


………『またね』って……。

また会おうってこと……?


あー、ヤバい。

「俺、理性保つかな………。」


自分からコクったこととか、初めてだし。


つーか、恋したのも初めてだし………?

これからどーしよ……。




*******************





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