俺様ヤンキーに気に入られました。
やっぱり……わかんない。
「はぁ…。」
溜め息をついて目を閉じた。
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~~♪~♪~♪
ケータイの着メロが鳴る。
開くと、見たことのないアドレスだった。
『明日の昼休み、中庭に来て下さい。
池谷麻美。』
池谷麻美………?
……あ、わかった。
しぃ(勝手に呼びすて)の幼馴染みでいつも一緒にいるやつ。
そんなやつがどうした?
しぃのことか…?
ワケわからないまま次の日の昼休み――…
「???いねぇ。」
来てみたはいいけど…いない。
2,3分すると後ろから足音が聞こえた。
「…ごめん、遅れて……。」
「いいよ。で、どうしたの?」
しぃの幼馴染みだからな。
少し優しい感じで言った。
「…………あのね―――――…」
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「麻美のバカッ!!昼休みまで一人にするなんて………あ、享ちゃーん!!」
向こうに享ちゃんが見えた。
「おー、しぃどうしたー?」
「お昼一緒に食べよ?」
一人で食べるのはツラい!
「いーよー。」
教室に入った。
思えば、享ちゃんと二人きりになるのは、初めてかもしれない。
「しぃ」
少しの沈黙の後、享ちゃんが話しかけて来た。
「なぁに?」
あたしが返事すると享ちゃんは少し顔を赤くした。
「…しぃはさ……新しい恋とか…しねぇの?」
「………あのね、この前…祐の夢を見たの……。」
急な話題に少しビックリしながらも享ちゃんはちゃんと聞いてくれた。
それに安心しながらポツリポツリと話し始めた。