俺様ヤンキーに気に入られました。




応援するって…具体的に何すんだ?

俺…多分あいつ苦手かも。


取りあえずまぁ…しぃに本気だってこと、分からせないとなッ!!

一人廊下で決心していると…

「おい。」

呼び止められた。


「……んだよ。」

人がやる気出してる時に…

「ちょっとツラ貸せや。」


渋々だが、ついて行くことにした。

…売られたケンカは買う主義なんで♪


「別に…いいけど。」


*******************


雲一つない天気。

一番後ろの窓際の席。

そんな最高な席にあるのがあたしの机。


ここは一階。

気持ちいいほどに当たる日差しと、今の季節が満開の花。

入学して、約1ヶ月。
ようやく学校生活に慣れてきだした今日この頃。

「眠い………。」

ふわぁ~と大きな欠伸をして、机に伏せた。


おやすみなさ~い。

心の中でそう言って寝ようとした。


「…………???」

あれ?
滝川君……?


窓の向こうから、滝川君が歩いて来てる。

あたしに気づかず、校舎に入って行こうとした時――――…

「滝川君ッ!!」

窓を全開にして、呼び止めた。


「しぃ!?」

窓を飛び降りて、滝川君のもとに駆け寄った。

「凄い怪我!!どうしたの!!??」

滝川君の顔、体…至るところに血と怪我があった。

「ケンカ売られたから…買った。」

しれっと、さも当たり前と言うように言った。

「ケンカ!!??い、痛いでしょ!!??保健室行こう!!」


「あ?別にい――…うおっ!!??」

有無を言わせずに手を引っ張った。










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