俺様ヤンキーに気に入られました。
一人ぼっちの保健室はとても静かだった。
「しぃは…変わってないな…」
フッと微笑んだ。
授業に出る気にもなれずに、屋上に向かった。
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滝川君……大丈夫かな?
ケンカはしてないかな?
授業にはちゃんと出てるかな?
今どこにいる?
今何してる?
心配でしょうがない……。
「それって滝川琉生のことを意識してるってことでしょ?」
「ッ!!??びっくりした~!麻美、急に話しかけてこないでよ。」
時計を見ると、とっくに授業は終わっていた。
滝川君のこと考えて時間なくなるって……ある意味すごくない?あたし。
「てか、何で急に?」
「あんたねぇ、声に出てるの。滝川君がどーちゃらこーちゃら。」
あらら。
お恥ずかしい。
「……テヘペロリン☆」
そう言うと、頭をポカッと叩かれた。
「痛い!」
「気を付けないとだよ!?」
「りょーかいです。」
麻美は苦笑しながら「あんたは…」と呟いていた。
反省してまーす。