俺様ヤンキーに気に入られました。



「しぃ!?」


途中で琉生の声が聞こえたけど、振り返らずに走った。


いやだ…やだやだ!


見たくないよ、聞きたくない!!


いやだよ……

……なんで…?


……好き――…


「~~~~ッ!!」

走るのをやめて、立ち止まった。


「う、そ……。」

「しぃ!」

琉生?

追いかけて来てくれた…。


「~~~ッ!!///////」

掴まれた手を振り払って、目を反らした。

「しぃ…?」

「ごめんッ!!」

もう一度琉生から逃げ出した。


こんな真っ赤な顔…見せらんないよ……////






< 43 / 55 >

この作品をシェア

pagetop