俺様ヤンキーに気に入られました。




「だって!!あたしのしぃが~!」

いつからあたしは麻美のものになったんだ?

「クスクス、ありがとー、麻美。」

「これからも何かされたらあたしに言ってね!!!」

「うん。でももう関わらないけどね。」

「そっか、それが一番だよ!!」


それから、少し話していると勢いよく教室のドアが開かれた。

「あれ?お前ら、まだいたのか。」

「何?あたしらがいたら何か問題あるの?」

すごい挑戦的なしゃべり方をする麻美。

「いや、ねぇけどよ…。」

「ならいいじゃん。」

「うん。」

ガクッと項垂れる亨ちゃん。
麻美には絶対勝てないよね。

あ、亨ちゃんってのはあたしと麻美の親友?的な存在。

高校に入ってすぐに仲良くなった。

すごく気が合うし、すごく話しやすい。


まぁ、皆友達止まりだけど。





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