文学彼氏
この度横田朔…
無事大学受かりました!!
枯れる気で勉強したかいがありました。
てか、もう若干枯れてましたよええ。
でも、そんな中でも瀬野くんという
存在がいたおかげであたしはここまでこれた。
もう感謝してもしきれない。
ありがとうじゃ足りない。
だから、そんな瀬野くんに愛を込めて。
「ぐああああ」
「怖い怖いってあんた」
「あ。なんだ若葉いたの」
「ぶっとばすぞ」
まあ、怖い。
女の子にあしからぬ口調で詰め寄ってきた若葉は、私の姿をまじまじと見つめた。
「今日って何日よ」
「2月14日…?」
「そう。2月14日!」
「ちょ、なになに気迫怖」
「なのになんであんた呑気に家庭科室でチョコ作ってんの?!」
「真実はいつも一つ!忘れていたから!」
「アホなの?!?!」
ボケたらすかさずツッコんでくれる若葉のノリが、私かなり好き。