おもいでぽけっと*two*
☆発表
合格発表の日が来た。
昨日の夜から雨が降っていて朝なのに暗い。
この暗さが『不合格だ』と言われている気がして足がすくむ。
R大の前まで来ているのに合格発表の掲示のところには行けずにいた。
「柚子!」
「…虎太郎…。」
振り向くと、そこには満面の笑みの虎太郎がいた。
「合格したんだね…!おめでとう!」
「おう!…柚子…は…?」
「ま…まだ。足がすくんじゃって…。」
あたしがそう言うと、いきなり虎太郎があたしの手を握りこう言った。
「俺もついてく。だから…行こ?」
あたしは少し安心したのか足のすくみがおさまった。
「うん…!」
あたしたちは歩き出した。
昨日の夜から雨が降っていて朝なのに暗い。
この暗さが『不合格だ』と言われている気がして足がすくむ。
R大の前まで来ているのに合格発表の掲示のところには行けずにいた。
「柚子!」
「…虎太郎…。」
振り向くと、そこには満面の笑みの虎太郎がいた。
「合格したんだね…!おめでとう!」
「おう!…柚子…は…?」
「ま…まだ。足がすくんじゃって…。」
あたしがそう言うと、いきなり虎太郎があたしの手を握りこう言った。
「俺もついてく。だから…行こ?」
あたしは少し安心したのか足のすくみがおさまった。
「うん…!」
あたしたちは歩き出した。