いつも君は
翌日。
「早く別れなよ、そんな男。」
宮原めい(ミヤハラ・メイ)は、深いため息をついた。
宮原めいは私の親友。
男を常に絶やさない恋愛経験豊富な彼女だ。
「う~ん・・・そうする。」
私は色々考えていた。別れ話を持ち出したらまた怒り狂うのではないかと。
でもこれ以上苦しむのは嫌だと心の底から思っていた。
「まーよ!昼メシくうぞ!」
昨日とは想像できないぐらいに笑顔な圭が私の教室を訪ねてきた。
「・・じゃあ、行ってくる。」
「うん、行ってらっしゃい。」
めいは、悲しげな顔で真夜を送り出した。
重い腰をあげて、圭のところに行く。