ミツバチと科学者






「先生は、こどもの頃からそんな性格だったんですか?」





「…悪いか」




「いいえ」



私はクスッと笑い、
先生の手元を見つめた。







「桜井」



「はい」




「もうそろそろ授業が始まる」




「はい。じゃあ教室に戻ります。先生、くれぐれも怪我しないようにね」





そういって科学室をあとにした。









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