今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
一人ベンチに座って…これからの事を考えていた。雲のない、青い空を見上げながら…。あと半年、そう言われたあの日、覚悟はとっくに出来てた。でも…それがずっと先の様な気がしてた…。頭の中で考えていても、それ以上にSAEといた毎日が充実していたから…いつの間にか薄れていたのかもしれない。僕は…入院しなきゃならない。…本当に死ぬ?…まだ死にたくないよ…。あの日から…いつ死んでもって思ってたのに…死にたくない。今、僕はSAEに逢いたい。けど…何を話せばいいんだろう?僕はまた…迷路の中に入った様な気分になっていた…。
『今から行くよ。いつもの所?』
ようやく学校が終わり、私はあいつにメールした。いい天気だ…。歩いて行くにはいい感じだな…。歩くなんて、前は面倒くさいだけだったけど…、今は散歩も何となくいい。あいつと逢う時、いつもの事だけど…慣れって怖いな…。
『いつもの所にいるよ。』
歩き始めてからあいつからの返事が届いた。返事が来るより先に、もう私は向かってた。あいつと初めて待ち合わせした公園に。いつの間にか…私の歩く速度が上がってた…。
(…いた。)
公園の外から見えるベンチ、いつもと同じ場所にあいつを見つけた。
『今から行くよ。いつもの所?』
ようやく学校が終わり、私はあいつにメールした。いい天気だ…。歩いて行くにはいい感じだな…。歩くなんて、前は面倒くさいだけだったけど…、今は散歩も何となくいい。あいつと逢う時、いつもの事だけど…慣れって怖いな…。
『いつもの所にいるよ。』
歩き始めてからあいつからの返事が届いた。返事が来るより先に、もう私は向かってた。あいつと初めて待ち合わせした公園に。いつの間にか…私の歩く速度が上がってた…。
(…いた。)
公園の外から見えるベンチ、いつもと同じ場所にあいつを見つけた。