今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「まったく！」
出さなくてもいい事を…私は口から出してしまった。
『SAE、寝てた？』
そう…あいつからのメールだったからだ。
『何やってんの!?あんた…何で病院にいるのにメールしてんの!?』
何を考えてるんだ!?ルールとか、守れない奴じゃないって思ってたのに…。私だってあいつの所にいる時…電源切ってるのに…。
『…ごめん。でも、なんか久しぶりにメールしたくて。』
『メールって…さっきまで一緒にいたじゃない。あんた…バカ？』
あいつから着たメールに…すぐそう返信した。でも…あいつの言う通り…メールは久しぶりだな…。そして…次に着たメールで…私の頬が熱くってしまった。
『バカでも何でもいい…。でも…僕はただ…SAEと出来るだけ一緒に居たいんだ。』
…恥ずかしいけど、胸が高鳴る…。でも『出来るだけ』って何だろう？前にも…あいつから言われた気がする…。また…弱気になってるのかな？
『でも…私はあんたの彼女じゃないんだよ？』
私は…胸の高鳴りを押さえつけるみたいに、そんな返事を返す…。送った後に後悔して…今度は胸が苦しかった…。本当の事言うと…あいつから着たさっきのメール…嬉しかったんだと思う…。でも、今返した私のメールで…それを自分で壊していた…。