今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

（…どうしたんだろう…。）
それでも…いつもならすぐに返事があるはず…なのに、返事がなかった。まだ…たった数分たっただけなんだけど、すごく長く感じる…。今度こそ…嫌われたのかもしれないな…。 『ブーッ！』
「！」
ひとりでやきもきして…そんな時に携帯がなった。不意じゃないけど…体が過敏になってた。きっと…覚悟が出来てなかったからかもしれない…。携帯に伸ばした手が震えてる。メールを読むのが…怖いよ…。
『彼女じゃなくても…いいよ。SAEには迷惑な話かもしれないけど…僕はSAEが好きだ。好きな人と一緒にいるだけで…僕はそれだけでいいんだ…。』
私は…それを見て何も考えられなかった…。
『わかった。もう寝なよ。』
ようやく送れた私の言葉…。かなり素っ気ないけど…本当は『私だって…』そう送りたかった…。でも…あの言葉が私の精一杯…。なんか…こうまでなれば…『仕方ない。』って自分の性格に納得するしかないよな…。


隠し持った携帯で、思わずメールを送ってしまった。悪い事だって分かってても…今の僕には…余り時間が残されてない…。だから、SAEには想った事を…その時に伝えなきゃ…きっと後悔するって思ったからだ…。夜が終われば朝が来る…。