今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

言葉に出すより先に…マユミに抱きついてしまった…。きっと…マユミは初めてだろうな…。私の…泣く姿…。それでももう…構わない。ずっと…私の事を思ってくれてた友達が…ここにいるってわかったから…。

「そうなんだ…。」
マユミに…今まであった事を話していた。いつも適当な感じのマユミだけど…私の話を真剣に聞いてくれた…。今まで…こんな話、した事なかったけど…それでもマユミは受け止めてくれた。
「SAEは…これからどうしたいの？」
話を聞き終わって…マユミに聞かれた。話は聞いてもらえた…。でも…マユミに言われた様に…答えは自分で出さなきゃならない…。
「…あいつと一緒にいたい。でも…もう…逢いに行きたくない！」
私の出した答え…矛盾してる。そんなのは…言ってる私が一番わかってる…。でも…それが正直な答え…。あいつに逢えないって考えただけで…胸が苦しい…。でも…もし…逢ったら…。
「…本当にそれでいいの？」
「えっ!?」
マユミは私の矛盾に…そう答えた。少し…困った表情で…。
「本当に…素直じゃないよね。好きなら逢いに行けばいいじゃん!!」
「でも…」
そんなのは…わかってた。それが出来ないから…。
「辛い？」