今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
ス合わすと思う?」
「SAE…かっこいい!」
私が言うと…マユミは笑っていた。…誰のペースに合わせる?こんな早い時間に家に帰ろうとする私…。あいつのペース?ん?…自分の言った事が…矛盾していた…。
「がんばりなよ!彼氏…今度見せてね!!」
マユミはそう言い残して…急いで私の前から去っていった。きっと男友達と約束でもあったんだろうな…。私はマユミの後ろ姿を見送り、太郎のバイト先に向かった。あいつとメールをする様になって…そろそろ二週間か…。明日…確か休みって言ってたっけ?そろそろ…いいかな…。

僕はいつもの様に帰宅して…ベットに横になっていた。ただ…何もせずに、SAEからのメールを待つ…。彼女とメールを始めてから…二週間。それまで…僕達はメールをする以上にはなってない…。メールをする度…SAEと普通に逢いたいって想いが強くなっていた…。でも…何度か休みの日に誘っても断られてばかり…。彼女にとって…やっぱり僕は…遊びなのだろうか…。それならそれで…後々…楽だけど…。
『ピリリッ!』
ひとりでへこんでいた時、携帯が鳴りだした。メールじゃなく…着信。僕は携帯を見て驚いてしまった。相手は…SAEだったからだ…。
「はい。」
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