今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「明日は…デートだよ。」
何も隠す必要なんてない。僕は明日の予定を正直に答えた。それは…晶にどんな遊びがいいか…聞きたかったからという理由もあった。
「お～っ！！良かったじゃん！！」
「でさ…相談なんだけど…。」
僕は、晶にどんな感じで彼女に接すればいいかを聞いていた…。

「…ってな感じにしたら？！」
その日の帰り、晶は色々な事を教えてくれた。こと、女の子と遊ぶとなると…やはり晶のネタは尽きない。その中でも…ちゃんと僕に出来る感じの話も教えてくれた。…アドバイスをありがとう、親友。晶様々だ。
「まぁ…前にも言ったけど、程々に遊んどけよ。」
晶は最後にそう付け加えた。…晶は晶で…心配してくれてるみたいだ。
「…うん。」
僕はそう答えるしかなかった。その返事に晶は納得いかない様な顔をしていたけど…それ以上は何も言わないでくれた…。

「さて…。」
帰宅して、僕は今日もベッドに寝転がっていた。明日に備えるという事をその中に含ませながら。目を閉じて、晶から聞いた話を整理する。その中にいる僕とSAE。楽しみ、だけど緊張。体が熱くなっていた。僕はいてもたってもいられなくなり…起き上がって携帯を手にしていた…。