今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「あ～…。」
約束の時間まで…あと一時間か…。僕は…朝から体の調子が良くなかった。理由は…多分、緊張と、そして…、昨日、SAEと少ししかメールが出来ず…友達といたってのが気になって…寝れなかったからかもしれない。待ち合わせにはまだ早いけど…僕は部屋を出る事にした。
「あんた…何やってんの！？病院は！？」
部屋の前に…亜紀がいた。そして顔を合わすなり言われた。…亜紀の起きる時間とタイミングが合ってしまったみたいだ。まだ…少し寝ぼけた顔だ。本当なら…今頃は病院にいるはずと亜紀は知っている。
「今日は…行かなくてもいいんだ。検査結果だけだし。それに…用事できた。」
「用事って…あんた顔色悪いよ！！結果だけじゃなく…行きなよ！」
「それより大切な用事なんだよ！」
亜紀の顔が見れなくなっていた。心配してくれてる亜紀に罪悪感があったのかもしれない。でも…それでも僕はSAEに逢いたかった…。今日くらい行かなくても…結果は変わらないんだし…。
「じゃあ…。」
「ちょっと！」
亜紀はまだ何か言いたかったみたいだけど…僕は振り返らす家を出ていた…。

「ん…。」
私が目を覚ましたのは…10時になる30分前だった。