今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
今日、記憶に残ってる事は…朝のマユミとの話だけだな…。
『ピロ~ン!』
そんな矢先に、そのマユミからメールがあった。
(学校終わった?今、駅前にいるから一緒に行こ!)
私を待ってるらしい。
「はぁ~あ…。」
ため息をつきながら…私は重い腰を上げた。

「遅い~!」
駅前でマユミと合流し、最初に言われた事だった。…遅いって…あんたも学校から来てみなって感じ…。毎度の事だけどね。マユミの格好は…ミニスカートにブーツ…定番って言ったら定番なのかな?男に受けそうな感じ。マユミ曰わく「そんな事ない。」って事だけど、女の私から見ても…マユミはスタイルがいい。それだけじゃない、長い髪の毛に大きな瞳…うらやましい。
「早く着替えてきなよ!」
そんなマユミにせかされて…私は駅のトイレに向かった。私のバックの中には…勉強道具とか教科書…なんてもちろんない。いつも私服が入ってる。制服で合コンなんていきたくないし。
「よいしょっと…。」
着替え終わった私は、コインロッカーに制服が入ったバックをこれでもか!って程に蹴飛ばしながら入れる。それも…ほとんど毎回だ。…これってストレスなのかな?少しだけそんな事を考えながら…外で待ってるマユミの所に向かった。
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