今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
「ただいま。」
あいつが帰ってから…特にする事も行く所もなく、私は真っ直ぐ家に帰った。…一応、帰った時くらいは私だって『ただいま』って言う。子供の頃から言ってたし、別に言ったって減るわけじゃないしね。でも…そこからはもう私だけの時間…。リビングになんて行く訳ない。もちろん、家族に顔なんて見せる必要もない。だから私はそのまま部屋に行く。今日も変わらずに…。ただ、いつも夜中の事だけど…それが昼間になっただけで…変わる事のない私の行動だ。
『ガチャッ』
ドアが開く音…。私の行動が…いつもと違うものになってしまった。
「最近…早いのね?」
キッチンから出て来た母親に声をかけられてしまった。
「ん…別に。」
別に話したくない訳なんてない。だから母親の言葉にそっけなくそう返していた。母親…お母さんと話すのは…いつ以来だろ?
「全く…そっけないわねぇ?でも…お母さんとしてはあんたが早く帰って来る様になったのは嬉しいし…。」
『嬉しい』ずっと家族から言われた記憶がない…。私なんかに関心なんてないんだと思ってたのに…。お母さんの顔は明るかった。
「たまにはみんなで夕ご飯食べましょうよ?」
「…うん。」
なんとなく…変な感じだけど…私はそう返事をしていた…。
あいつが帰ってから…特にする事も行く所もなく、私は真っ直ぐ家に帰った。…一応、帰った時くらいは私だって『ただいま』って言う。子供の頃から言ってたし、別に言ったって減るわけじゃないしね。でも…そこからはもう私だけの時間…。リビングになんて行く訳ない。もちろん、家族に顔なんて見せる必要もない。だから私はそのまま部屋に行く。今日も変わらずに…。ただ、いつも夜中の事だけど…それが昼間になっただけで…変わる事のない私の行動だ。
『ガチャッ』
ドアが開く音…。私の行動が…いつもと違うものになってしまった。
「最近…早いのね?」
キッチンから出て来た母親に声をかけられてしまった。
「ん…別に。」
別に話したくない訳なんてない。だから母親の言葉にそっけなくそう返していた。母親…お母さんと話すのは…いつ以来だろ?
「全く…そっけないわねぇ?でも…お母さんとしてはあんたが早く帰って来る様になったのは嬉しいし…。」
『嬉しい』ずっと家族から言われた記憶がない…。私なんかに関心なんてないんだと思ってたのに…。お母さんの顔は明るかった。
「たまにはみんなで夕ご飯食べましょうよ?」
「…うん。」
なんとなく…変な感じだけど…私はそう返事をしていた…。