今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
だから亜紀の目は…また僕は心配させてしまったみたいだ…。
「全く…今日はどこに行ったんだか知らないけど…ちゃんと病院行かなきゃだめでしょ?」
そう言いながら…亜紀はまた泣き出しそうになってた。
「わかってるよ…。」
 そう答えたけど…今日の事は仕方ない…。今日の事は…。それにしても、体力が落ちてきたのか、緊張して疲れたのか…こんなになるなんて…予想もしてなかった。まだ…体が重かったけど、ゆっくり僕は起き上がった。SAEにメールしないと…。
「亜紀、もう大丈夫だから…。」
「でも…。」
部屋に戻る様に促したけど…亜紀の顔は不安気な表情だ。僕はそれ以上何も言わないでいるうち、亜紀は静かに部屋から出てくれた。ちょっと罪悪感があったけど…やっぱり亜紀の前でメールを打つのは照れくさい。…まぁ…SAEに送るメールに限っての事だけど…。僕は急いで枕元に置いてあった携帯を取った。
『今帰ったよ。今日は楽しかった。ありがとう。』

「…んっ。」
私が目を覚ましたのは…深夜を回っていた。夕食を食べて…少し?眠ってしまったみたいだ。今日は…母親と約束した様に…久しぶりに家族で夕食を食べた。家族で夕食なんていつ以来だろ?高校生になってから…食べたっけって感じ…。
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