今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「別にいいけどさ…。」
また…独り言を言ってしまった…。どうしてそんな事を言ったのかわからないけど…、少しだけ…、私の中に認めたくない感情があったからかもしれない。
『私は…いい時間潰しになったよ。今日はもう寝るから。』
時間潰しってメールに入れていた。…もちろんいい意味合いでだけど…。…あいつにとって…楽しかったのか？そんな事よりも、今日はこれ以上にメールをするのが怖かった。私の中にある感情が…認めたくない感情が表に出てきそうだし…。それがあいつに聞きたくない事までも…聞いてしまいそうだから…。
『わかった～。おやすみ。』
…本当にメールの返信が早い。あいつは暇なのかな…。なんにも知らないで…。私は…なんかイラついていた。そして、そのまま、また横になって毛布を被っていた。こんな気持ちは嘘だって自分に言い聞かせながら…。でも…言い聞かせればそれだけ…イラつきが…収まらなかった。

「…ん。」
夜が明け、また…いつもと同じ様に朝がきていた。昨日はあれから…あんまり寝れなかった気がする…。ちらっと見た鏡…。そこに映る私の瞳は…また赤くなっていた…。…今日は学校に行かなきゃ…。