今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
キレ気味に睨んでそう言うと…マユミは『ごめん』って顔をした。
(まったく…。)
大人しくなった?マユミをそのままに…私は店を見渡し、あいつを見つけた。あいつも…当たり前みたいにこっちを見ている。…今日は見ないで欲しかった気分だ…。私は私の頭を手で抑えてしまった。
「じゃあ…座ろ?立ってないでさ!!」
本当に…こっちの気も知らないで…マユミは適当に席を見つけて座っていた。そのまま…慣れた手つきでタバコを取り出した。
「SAEは?吸わないの?」
マユミはそう私に勧める。そういえば…あいつは私じゃなくても、こんな時にタバコを取り上げるのだろうか?座りながらそんな事を考えてしまった。
「お友達?」
いつの間にか近付いてたあいつに声を掛けられて…そんな考えは消えてしまった。なぜって…あいつの手に灰皿があったから…。私達の席に…灰皿はかなった。…だから持ってきたんだろう。
「…うん。あんたの話したら…見たいって。」
「ふ~ん…。」
たったそれだけで…すぐに行ってしまった…。…マユミを見て…どう思ったんだろう…?私に対する考え…変わってしまったのかな?…あれっ?変な心配だな…。なんでそんな事考えなきゃあならないんだ?
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