今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
「なんか…普通の人じゃん。」
タバコを吸いながらマユミが言った。私と違って…あいつに何も言われなかった…。そんなもんかな?…でも…なんか良かったって思えるのは…なんでだろう?男となると騒がしいマユミが静かになってる。どうやら、マユミはあいつを見て落ち着いたみたいだ。…マユミが思ってた程でもなかったんだろうな。私のイメージじゃないって…思ってるんだろう。
「吸わないの?」
「…吸わない。」
また…マユミにタバコを勧めるられた。
「ねぇ、SAE…イラついてる?」
二回勧められ、断った。そしたら…そんな事を言われてしまった。
「別に…。」
そうは言ったけど…本当はイラついてんのかな…?今日…ずっと考えてた事…、昨日のあいつの事。そう、夜の事を考えていたから…。
「それならいいんだけど…。ねぇ、あんたの彼氏…顔色悪くない?まさか…昨日!?」
マユミはそれ以上言わなかった。…わざと言わなかったんだろうな。下らない冗談…。顔色が悪いって?そういえばまだあいつの顔…今日はマユミのおかげでまともに見てないな…。また私はあいつを探す為に店を見渡した。
「…本当だ。」
青白い顔…前から色白って感じはしてたけど…、昨日…あの後にやっぱりなんかあった?
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