今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

私は寝れなくてずっと携帯を見ていた…。時間は…夜中、いや、もう朝の４時になっていた…。

「SAE！おはよーっ！」
朝から…やけにテンションを高くしてマユミが肩を叩いてきた。
「おはよ。」
私は…そんなマユミの顔を見ないで挨拶を返す。…っていうか…、この顔を見せたくなかったから、敢えて顔を見なかった。
「…どうした？」
そりゃあ…もし、私もそんな事をされたら…おかしいと思うだろう。マユミは素早く回りこんで…私の顔を見た。
「ちょっ…本当にどうしたの？」
「ん…ちょっと昨日も寝れなかっただけだよ。」
…顔を見られてしまった 。私の顔を見たマユミは…驚いたみたいだ。…結局、昨日…、いや、今日は朝まで寝れなくて…隠し様がない位に目は赤くなり、顔が腫れていたから…。
「まったく…。」
ニヤリとしながら、マユミは言った。マユミの考えていた事はわかっていた。
「そんなんじゃないよ。」
本当の理由はもちろん違う。その逆だし…。でも、そんな事はいいたくもないから私は言わない。
「SAE…なんか機嫌悪い？」
自分じゃ気付かなかったけど…そんな顔なのかな？心配そうにマユミに言われてしまった。
「普通だよ。」
「なら…いい