今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

『別にいいけど。どうかしたの？』
昨日…連絡がなかった理由。聞いてはいたけど、本当かなんて知らない。でも、そんな事なんて聞く必要もないって私は思っていた。
『昨日から…風邪で寝込んでたんだ。まだフラフラするよ…。』
すぐにメールの返信が届いた。風邪か…。聞いてた通りだけど…、そんな事は口裏を合わせればなんて事ないよな…。
『じゃあゆっくり寝てなよ。』
（本当は何してた？他に…）
何で？メールしながら…割り切ってたはずなのに、頭の中であいつに対する不安が浮かんでた。もし…この不安をあいつに言ったら？…なんで私はこんな馬鹿みたいな事ばっかり考えてんだろう？
『うん…。ねぇ、明日逢わない？』


昨日…倒れる前に逢ったばかりだったけど、ＳＡＥに逢いたかった。ただ…逢いたい。そして…それ以上に勇気があるなら…この体の事を…。
『あんたの店で毎日逢ってるじゃん。』
…そんなメールが返ってきた。確かに…毎日逢っているけど…。
『そうだけど…。バイト終わった後、少し話したいから。少し遅くなるかもしれないけど…店の中で待ってて！ダメかな？』
店の中で逢うのと外で逢うのは違う。仕事しながらじゃ…ゆっくり話す事なんて出来ないし…。