再会は恋へのカウントダウン~母校に行って~【TABOO】
「変わってないな」


桜の木は八分咲と言ったとこ。春休みで5時過ぎ、生徒は一人としていない。


「何してるんですか?」

話しかけられて振り向くと、男性がいた。


「……牧野?」
「久しぶりね。雪名」
「久しぶりどころじゃねぇじゃん。入って来いよ」
「ええ」


彼は中学時代、唯一話してた雪名星。
< 2 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop