青空に月
かくれんぼ
「もういーかい?」
『まーだだよ。』
「もういーかい?」
『まーだだよ。』
「いつになったら出てきてくれるの?」
『あなたが僕を忘れたらね。』
「君は誰なの?」
『教えない。』
「僕、知ってるよ。」
「“僕”なんでしょ?」
『・・・うん。』
「ねぇ、いつになったら出てきてくれるの?」
『・・・キミが彼女と幸せになったら。』
「わかった!幸せになるよ!」
“僕”は出てきてはいけない感情。
出てきたら、きっと君が壊れてしまう。
「待っててね!」
キミが幸せになるころには“僕”を忘れてくれるだろう。
「もういーいかい?」
『まーだだよ。』
永遠にね。
『まーだだよ。』
「もういーかい?」
『まーだだよ。』
「いつになったら出てきてくれるの?」
『あなたが僕を忘れたらね。』
「君は誰なの?」
『教えない。』
「僕、知ってるよ。」
「“僕”なんでしょ?」
『・・・うん。』
「ねぇ、いつになったら出てきてくれるの?」
『・・・キミが彼女と幸せになったら。』
「わかった!幸せになるよ!」
“僕”は出てきてはいけない感情。
出てきたら、きっと君が壊れてしまう。
「待っててね!」
キミが幸せになるころには“僕”を忘れてくれるだろう。
「もういーいかい?」
『まーだだよ。』
永遠にね。