Bandrium~きみに捧ぐ恋のうた~



そして、手には歌詞の紙を持って曲が流れると心の中で歌いながら目で歌詞を追ってく。



すると、こんな歌詞に書いてあることを経験したことあるわけでもないのに



この曲は男の子の気持ちが綴られたラブソングなのに



急に涙が溢れてきて、視界がぼやけてきて、ぼやけなくなったと思ったら



涙がほっぺを流れて、ベッドの布団にしみをつけていった。



「…湊く「おい、結愛今日飯食いに行かね?って……



お前なんで泣いてんだよ?」



樹があたしの部屋のドアを閉めてすぐにあたしの目の前にやってきた。



< 203 / 277 >

この作品をシェア

pagetop