Bandrium~きみに捧ぐ恋のうた~
Chapter 10 エピローグ
「三年生を送る会の有志の最後を務めさせていただきます、Bandriumです!
限られた時間ですが俺達5人は一生懸命演奏しますので
みんなで盛り上がっていきましょう!
それではまず、未来にむかってから」
湊くんはそう言うと、祐くんに合図を送る。
祐くんはみんなを見るとドラムのバチをたたき出す。
その後すぐに広夢くんがギターを、航平くんはベースを、あたしはキーボードを同時に弾き始めて前奏が始まって行く。
前奏が終わる直前になると、湊くんは息を吸って歌い始めた。
5人で立つステージ。
目の前にはステージ前まで来てくれた生徒たち。