Bandrium~きみに捧ぐ恋のうた~
「…………」
「でも今日普通に来れたじゃないですか?それで何で来れなかったのかさっぱり分かりません」
うー、だって……いろいろ行けなかった理由も話さなくちゃいけないの?
しかも何で先輩と後輩こんなに逆転してるの?
「はいはい!祐そこまで。俺たちが2年生の教室行く前に来てくれたんだからもういいんだよ」
「結愛先輩、早速なんですけど再来月の12月に湊のウィンターソングと
俺と広夢と祐で考えたラブソングをクリスマスライブで披露することを予定しているのでお手伝いをお願いしてもいいですか?」
た、助かった。
やっぱりこの2人がいるとグサグサも和らぐ。
「はーい!何ができるか分かんないけど頑張るね!」
と未だあたしを睨んでいる2人からささっと逃げて航平くんの後について行った。